今後は「眠りにつくまで付き合って」の名義で展開します

　もともと僕は、ラブソングしか聴かないレベルでラブソングが大好き。カップリングの『特別をちょうだい』と『恋のエフェクト』も、今まで僕が書いてきた楽曲にはないほど振り切った、かわいいポップなラブソングになってます。このシングルから今後はソロプロジェクト「眠りにつくまで付き合って」の名義で展開しますが、“ネムツキ”になって書くものがガラッと変わりましたね。

　Ｔａｉｋｉの名前で始めた音楽活動ですが、続けていくにつれて表現したい音楽がどんどん見つかってきて。そんななかで「この人がこの曲を歌ってるんだ」という情報がないなかで、単純に楽曲だけで手に取ってもらえたらいいなと思うようになったんです。そのプロジェクト名も、どんなわがままだよって話ですけど（笑）、意味としては、自分の音楽をやりたい欲がなくなるまで付き合ってもらえたらいいなって。僕は音楽が好きなので、ずっとやり続けるだろうな。逆に、聴いてくださる方が眠りにつくまで付き合えたらいいなという思いもあります。この名義になって山崎大輝のパーソナルイメージを気にせずに、ラブソングも自由に書きやすくなりました。

　10月３日は27歳の誕生日だったんですけど『終わりの始まり』の楽曲をもらったことが人生最大のギフトでしたね。そのぶん「大人として、もっと頑張ってください、自分！」って感じですけど（笑）。この夏はL’Arc～en～CielのＨＹＤＥさん、そしてシドのマオさん、明希さんら、僕の原点と思える方のライブを観たり関わりを持たせていただけて、あらためて原動力をもらいました。あのとき憧れた方々が今も活躍されている姿を見て、いつの日か僕も誰かに夢を与えられる人になれたら…。そう思えた夏でした。