ほんとちょっとでも笑顔になれる時間を届けたい

　今年の春に、ずっと活動休止していたＫＹＯＴＯＳＡＭＵＲＡＩＢＯＹＳの卒業公演を行いました。その千秋楽のカーテンコールが、最近いちばん号泣した出来事です。京都でのいろいろな思い出がよみがえってきて、うれし涙が止まらなくなりました。カーテンコールのあとも拍手がやまなくて。ステージ袖で僕が泣き崩れていたら、まさ（里中将道）と（福澤）侑が来て、侑が「かずくん、ありがとう」って抱き寄せてくれたんですよ。普段そういうことをするタイプじゃないから、余計に泣けてきちゃいましたね（照）。

　舞台『呪術廻戦』では（佐藤）流司くんと仲良くさせてもらっています。ずっと第一線で活躍しつづけている流司くんから、同年代の役者仲間として見てもらえていることがうれしいです。僕の稽古場の机には、伏黒恵のはぐキャラが大量に置いてあるんですけど、３分の２は流司くんが当てたやつなんです。やたら伏黒恵ばかり引いちゃうらしくて。そのたびに「またかよ」って言いながら僕にくれています（笑）。

　ありがたいことに大きな作品が続いています。プレッシャーもあるけど、大好きなキャラクターを演じられる喜びのほうが大きいです。応援してくださっている方たちに、ほんのちょっとでも笑顔になれる時間を届けることが僕の夢。人を元気にさせられるようなお仕事をこれからも一生懸命やっていきたいです！