日本には四季があって、季節ごとの行事や祝日があるわけです。

５月の祝日は、何があるかと言いますと、

「憲法記念日」「みどりの日」「こどもの日」の３つ。

そうです、今回のテーマはこどもの日＝子どものころ。

はたして「船津稜雅、爆誕秘話」が聞けるんだろうか…。

リョウガノス。#8

５月のリョウガノス。は「５月５日のこどもの日」にちなんで、「子ども時代」がテーマになっております。

前回の続きを狙ったようなテーマだなと疑ってますが、スタッフがラクをしたなんて１ミリたりとも…思ってます！www

幼少期を思い返せとスタッフがしつこいので、思い返してみると…そうだなぁ。

今、言えるのは、小さいころのことって、ほとんど覚えてないってことかな☆

うちの両親は若くして結婚したから、今の俺の年齢のころには、小学３年生くらいの子ども(つまり俺)がいたんだよね。

そう考えると、俺の幼少期のころって親はまだ20代前半ってことか。

え？　若いのにすごくない？

最近ね、自分が今まで知らなかったことを親に会えるタイミングでいろいろ聞いてみようと思っていて。

この間も、一緒に群馬に遊びに行ったときに、ふたりがどうやって出会ったのか、聞いてみたんだよ。

小さいころに母から聞いた話によると、「お父さんが“つきあってくれなきゃ、ここから飛び降りる”って言ったんだよ」って言われて、当時の俺は「え～！」ってビックリしたけど、「いや、嘘かもしれない」って、最近になって疑いだしていてw

今回わかったことは、当時は携帯電話とかもないから、お互いに手紙をめちゃくちゃ送り合ってたんだって！　え、マジかわゆ♡　

ちょっとまって。これは、また母に怒られるパターンかもしれない。

とりまそんなわけで、若い夫婦のもとに生まれてきた俺。

2800ｇぐらいだっけか？

まぁ、普通よりちょっと小っちゃいのかな？

稜雅という名前になったのは、聞くところによると「響きがいいから」だった気がするけど、ちゃんと理由を聞いたことはないかも。

ただ、「凌駕」っていう言葉があるけど、そんな“何かを超える”みたいな意味は含んでないと思う。

人生最初の記憶は、父に抱き抱えられて寝かしつけられてるところなはず、きっと、たぶん。

寝室に車のオモチャがあったんだけど。足でガッガッてこぐやつね。

そのクラクションを押すと、♪テ～ンテテ～ン、テ～ンテテ～ン(『シューベルトの子守歌』だったはず)ってオルゴールの音が流れるわけ。で、しばらくして音が止まると、また父がタタタッと車のところにいって、ポチッと押すとメロディーが流れる…という一連の流れを覚えてるwww

ほかに記憶に残っていることは…最初はアパートに住んでいて。

寝室の窓を開けるとエアコンの室外機があって、大雪があった日に、その上に積もった雪を「わぁ、すごい！」って食べたこととか、けっこうデカめのお菓子の家を作るキットがあって、完成したときに「食べるのがもったいないよ」って泣きじゃくったとか。

公園やディズニーランド、旅行とかにもたくさん連れて行ってくれて、幼稚園の発表会や運動会もつねにビデオカメラを回してくれてた。

その映像はもうないけど、昔はVHSテープを再生するビデオデッキがあって。

それで再生した自分の映像を、ひとりで延々と見てたのを覚えてるよwww

VHSといえば、テレビでやったジブリ映画とか洋画も録画してよく観てたな。

『風の谷のナウシカ』以降は、２～３作品をのぞいて、ほとんど観てるはず。

特に『千と千尋の神隠し』と『猫の恩返し』が大好きで、繰り返し何度も観てた。

そんな日々を過ごしてました(^o^)

俺は両親のことを、母は名前、父はあだ名で呼んでいて、それは子どものころから今に至るまでずーっと変わらなくて。

なんか親同士がつきあっているときから、お互いにそう呼び合ってて。

で、結婚してもそのまんまだったから、俺もそのまま呼んだんだろうな。

俺のことは、祖母は「稜ちゃん」、親は「稜雅」と呼んでいて、自分では「稜ちゃん」とか、何なら「稜たん」とかも言ってそうwww　

麦茶のことを「ぐみ茶」って言ってたらしいけど…どうなの？　かわいいのか、これはw

ほかには、写真を見ると幼少期の俺は、女の子みたいなフリルのドレスを着せられていることがあったんだけど。たぶん母親が本当は女の子がほしかったのと、俺が女の子みたいにかわいかったからだろうな(自画自賛)。

総合的に考えるとめっちゃプリティやん、稜たんwww

そこからスクスク成長した俺はヤンチャな少年に変身をとげ、母いわく「ぜんぜん言うことを聞かない子」で、幼稚園でも教室内をワーッと走りまわって、先生にコラーッて追いかけられるという典型的な叱られかたをしていたらしいwww

今のこの引オタから比較するに、幼稚園から小学生くらいまでに人生のエネルギーを使い切った感があるwww

そして、愛犬・ティアラがうちの家族になったのは、小学４年生か５年生くらいかな。

もともと母の夢が、レンガの一軒家を建てることと犬を飼うことだったらしくて。

その夢を一気に叶えたのが、その時期。

俺も一緒にペットショップに通っていたけど、ティアラは、チワワなのに普通の1.3倍ぐらいデカくて、自分より体の大きい子にも果敢にガンガン向かっていくだいぶ強い子だった。

なおかつ、容姿もパーフェクトで、母が一目ぼれしたらしい。

ティアラっていう名前は、親がつけたんだけど、やっぱり王冠からきてるんじゃない？　

美しさと、お姫様からね。

ちなみに、俺がビーフジャーキーとか柿ピーとか、おつまみ系が大好きになったのも、このころ。

まさかのティアラが食べてる棒状のジャーキーに憧れてw

さらにまさかの『もののけ姫』で、サンがアシタカに干し肉を噛んでほぐして食べさせるシーンがあって、「うまそうだな～」ってwww

思えば、ティアラは超特急になってからも、よく俺のブログに登場してたな。

「ガリクエ」って質問コーナーをやったときには、答えにくい質問はぜんぶティアラに答えさせたりwwww

懐かしいなぁ。会いたいな、ティアラ。

そうそう、新築で思い出したんだけど、家を建てるときに俺の希望も言ったんだよ。

「自分の部屋にロフトをつけたい」というのと「お風呂の浴槽の色をすっごい濃いブルーにラメが入っているのにした～い！」みたいな。

ラメって言っても、よ〜く見たら小さいつぶつぶが入ってるくらいで、そんなギラギラじゃないからね、想像間違いしないでねw

で、両方とも叶えてもらったんだけど、今思えば、冬とかに青い浴槽って、だいぶ寒そうwww　ロフトも秘密基地みたいな感じで憧れがあったんだろうけど、実際は、ハシゴを出すのが思ったより大変で面倒くさくて、しかも昇ったら高くて怖くて、ぜんぜん使ってないwww

あとは、小学５年生のときに引っ越して転校したら、担任がおもしろい先生で。

授業を早めに進めて、「終わったらみんなで校庭でドッチボールしよう！」とか言うわけ。俺らからしたら「最高！」「神！」みたいな。

で、俺のドッチボールの得意技は、アホみたいに高く上げて投げることで、「出た！ふなっつぁんのシャトルパス！」「今日も高ぇ！すげぇ、ふなっつぁん！」とか言われて、俺も、「俺以上にあんなに高く投げられるヤツはいないZE☆」みたいに思ってたけど。

いやいや、その間に逃げられてるからwww　

相手チームに逃げる時間を与えてるだけだからwww　

ちなみに、お気づきでしょうが、俺は小学生のときに「ふなっつぁん」と呼ばれてました。

ほかにはね、子ども時代の夢は警察官だった。

親戚に警察官が多かったから、自然と憧れたんだろうな。

ところが話を聞いてみると、柔道や剣道をやったり、いろんな資格が必要だったり、身長や体重とか、厳しい条件がいっぱいあって、「いや、俺には確実に無理だな」と早い段階であきらめた気がする。

「ぜんぜん太れない。俺はなんて非力なんだ…」と。

それ以来、将来の夢ってそういえばなかったかもしれない。

こうやって子ども時代を振り返ると、あらためて親のすごさがわかるよね。

29歳の俺は、自分のことだけで精いっぱいで、子どもを育てるなんて絶対ムリだもん。

そもそも、世の人たちが子どもを見て「かわいい」と思う気持ちが、まだちょっと理解できてないんだよな。「かわいい」というのは、その造形なのか概念なのか。

ただ、自分の子どもをひとりの存在として大切に思う気持ちは何となくわかるんだよ。

少し話が変わるけど、この間、体調を崩したときには、親がごはんをたくさん作って届けにきてくれた。

何が入ってたか？　えっと、たしか写真に撮っておいたんだった。

玉子焼き、きんぴらごぼう、ほうれん草のバター炒め、おいなりさんと鍋ごと渡された鍋。

え、だってこれなんて言うの？w　鍋に入った鍋？w

わかる？　伝わってる？？

あとはフルーツかな。それを見て、本当にありがたいなって思ったんだよね。

ん？　今回って親に感謝する回だったっけ？

こうやって考えてみると、運命とか、そういうのはまだちょっとよくわからないけど。

この世に生まれてきて、大切に育ててもらって、気づいたらメンバーと出会って、超特急になっていて。

気づいたら「今ここ」でリョウガノス。をやっている。

週末にはライブがあって、８号車のみんなに会えて。

そういう毎日の「今ここ」を更新し続けられることって当たり前じゃないよね。

「今ここ」に感謝だな。

大丈夫です。

何かあったわけでも、落ち込んでるわけでもありません。

心配しないでくださいw