ドラマ＆映画『【推しの子】』や映画『366日』に出演する稲垣来泉さんがJUNONに初登場！　自身を「天真爛漫」と語る稲垣さん。その心の内には、演じる役に一途に向き合う役者魂が垣間見えました。

PROFILE

稲垣来泉

いながき・くるみ　2011年1月５日、千葉県生まれ。A型。4歳から芸能活動を開始。’21年の映画『そして、バトンは渡された』をはじめ、数々の映像作品に出演。配信・公開中のドラマ＆映画『【推しの子】』では、天童寺さりな役として、映画『366日』では、主人公・真喜屋湊（赤楚衛二）にとある大切なものを渡すキーパーソン・陽葵役として出演。

転機となったのは日曜劇場『オールドルーキー』

　４歳のころからお芝居をしていくなかで、転機となったのは日曜劇場『オールドルーキー』です。その際、綾野剛さんと榮倉奈々さんの作品への熱量や向き合い方を間近で感じて。「私も、将来はこんなふうになりたい！」と強く思い、本格的にお芝居の道を志すようになりました。

　最近は、ドラマ＆映画『【推しの子】』（以下、『【推しの子】』）と映画『366日』に出演しています。　

　『【推しの子】』では、ルビーの前世・天童寺さりな役を演じているのですが、もともと原作も大好きなんです！　台本や漫画内にちりばめられているヒントを集めて、原作でも重要人物として描かれているさりなちゃんを、自分のなかで何度も咀嚼して演じていました。

心が温かくなる映画です

　映画『366日』は、HYさんの同名の名曲をモチーフにしたラブストーリーで、感動するシーンがたくさんあり、心が温かくなる映画です。楽曲の『366日』は、両親が運転する車の中で流れていた曲で、素敵だなと思っていたので、映画に携わることができてうれしかったです。そして、私が演じるのは沖縄に住む陽葵という女の子。陽葵は、元気いっぱいな性格で家族が大好きなんです。私も、友だちとずっと笑って話しているタイプなので、その天真爛漫なところは似ているなと思います。だけど、陽葵のなかには、両親に対する複雑な感情もあったりして。その感情への率直な気持ちを伝えるシーンは、注目して観てほしいです！

撮影／玉井美世子　取材・文／編集部　スタイリング／金順華　ヘアメイク／加藤遥香

ドラマ&映画『【推しの子】』

ドラマ：Prime Video にて世界独占配信中
映画：全国公開中

（あらすじ）

原作は、芸能界の裏側に迫る描写に加え、サスペンス要素や、自分の“推し”の子どもに転生するという衝撃的な内容で、話題にもなったコミックス。伝説のアイドルだった母・アイの死の真相を暴くため芸能界に潜り込むアクア（櫻井海音）と、アイのようなアイドルを目指すアクアの双子の妹・ルビー（齊藤なぎさ）。ふたりを取り巻く人間ドラマを描く。