――それぞれの役柄について教えてください。また、演じる上で意識したこと、工夫したことはありますか？

志賀「僕が演じる柏木蒼は、すごい仲間思いで思ったことをすぐ言葉にするような素直な子。ちょっとカッコ悪い部分も愛おしいな、と思えるキャラクターです。蒼を演じるうえで僕は、役と自分とのギャップをあまり作りたくないなと思い、自分との共通点を見つけようと思ったんです。まず、蒼が田舎に住んでいるということで、僕も福島の田舎のほうで育ったので、そこは同じだなと思ったり、僕の好きな色が青で役名が蒼なのも同じだし、あとは素直で純粋なところもちょっと似てるかなって(笑)。そういう共通点を探して自分自身に近づける意識をしました。あとは、僕の勝手なイメージでは、蒼はクールで落ち着いた雰囲気なのかなと思っていたのですが、監督から「感情の上がり下がりを意識して」とアドバイスをいただいたので、感情を豊かに表すようにしていました」

松本「僕が演じるのは、蒼の兄の柏木琉青です。お調子者で、何も考えてないような能天気なヤツに見られがちですけど、実はいろいろ考えていて行動力もある、みんなを引っ張っていくタイプ。監督からは「かなりオーバーめにやっていいよ」と言っていただいて、そこはかなり意識しました」

八神「僕が演じた富永一茶は、淡々として冷静なキャラなので、話し方だったり、トーンにも気をつけていましたね。やっぱり人間なので、驚いたときとかとっさに反応しちゃうと思うんですが、そういうのもなるべくなくして「淡々と演じよう」と思ってました」

松本「撮影の合間にも、みんなでセリフ合わせしたりしたよね」

志賀「しましたね」

松本「「次のシーン大変だから、みんなでちょっとやってみよう」とかって」

八神「やってましたね。あと、お互いのことを知るのも大事なんで、「普段何やってる？」みたいな、本当にニュートラルな会話もちょくちょくしてましたし。たまに、ひとりの人を質問攻めにしたりね(笑)」

志賀「そうそう(笑)。そういう些細な普段の話とかもできて、すごく仲良くなれたかな。その幼なじみの空気感も、きっとドラマの中で感じられると思います。タイムリープを繰り返して、僕たちは仲間の死を防ぐことができるのか。いったい犯人は誰なのか。謎解きと恋と友情が満載の青春ＳＦミステリーです！ドラマを観て一緒に謎解きをしながら、ハラハラドキドキしていただけるとうれしいです」

(プロフィール)

しが・りく　2004年５月20日、福島県生まれ。Ｂ型。’19年より活動開始。’24年映画『PLAY！～勝つとか負けるとかは、どーでもよくて～』のほか、ドラマ『スノードロップの初恋』では連ドラ初出演、Rakuten GirlsAwardには2期連続単独出演を果たすなど、各所から注目を集めるブレイク必至の若手俳優。ダンスボーカルユニット・ICExのメンバーとしても活躍中。

やがみ・りょうすけ　2008年８月11日、愛知県生まれ。Ａ型。’23年より活動開始。同年にICExのメンバーとしてメジャーデビュー。また、雑誌「nicola」のメンズモデルを務める。’24年に舞台『ソーセージ』で俳優デビュー。

まつもと・ひろき　1999年３月29日、北海道生まれ。Ｏ型。’18年に第31回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにてグランプリを獲得。’19年に俳優デビュー。’22年の特撮ドラマ『ウルトラマンデッカー』で初主演。現在、ドラマ『ジョフウ～女性に××××って必要ですか？～』(テレビ東京)に出演中。