本読みの時点で「絶対おもしろくなる」って確信しました

―役作りの上で意識したこと、苦労したことはありましたか

りんたろ。：引きこもり、プログラマー、この2つに関してはどちらも自分に当てはまらなくて、どうすればそこに近づけるのかな～と悩んでます。想像で補完するのがとっても楽しいです！

杉咲：登場する人物の中でも人一倍元気で明るいので、元気いっぱいを心がけました！　常に元気なので、途中テンションが下がらないようにキープすることは大変でした（笑）。

谷水：なるべくやわらかい印象になるようなセリフ回しになるように心がけています。また、コメディ部分とホラーの部分があるのでテンポがいい部分と間を使った方がいい部分を使い分けられるように意識しています。

関：瀬田は穏やかな性格ですがその裏に何かを秘めている人間なので、その部分での変化をどう表現するかを考えました。

尾形：台本を読み、余⽩がたくさんある印象を受けました。その余⽩を埋めるために、まずはユウヤのことを知るための時間を過ごす必要がありました。その時間が醍醐味なのですが、同時に⼤変な部分でもありました。

西井：弁護士らしい固さや距離感を出しながら、だんだん心がほぐれていく様子を自然に見せることを意識しました。普段の自分と真逆な部分も多くて、表情や声の抑揚で変化を積み重ねるのが難しかったけど、その分演じ甲斐もあって楽しかったです。

―共演者のみなさまの印象はいかがですか

りんたろ。：最初の稽古の段階からみなさんに支えていただいているな、と感じてます。こちらの気持ちを引き出されるようなセリフの熱量、とっても頼もしいです！

杉咲：みなさんほぼ初めましてだったのですが、谷水くんとはお仕事を一緒にした事があったので名前を見た時から凄く心強かったです！

谷水：（杉咲）真広とは何度か共演してます！　他の皆さんは初共演。ほとんど初めましての中ですが、あまりそれを感じないくらいの空気感で臨めていてとても楽しいです！

関：今回お話をいただいたときに驚いたことが、なんとジュノンボーイの先輩方がたくさん！　なんだかはじめは緊張してしまいました（笑）。ジュノンの先輩とお会いするとなると自然と身も心も引き締まりますね。そのなかでも、尾形存恆くんは僕が第33回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト最終選考会の際に、『JUNON TV』でのコラボでお会いしていたので、そのときの話で盛り上がりました。

尾形：関くんとは、最終選考会前⽇の会場リハーサルにリポーターとして直撃したときに、彼のドラムに合わせてDISH//さんの『猫』を歌った思い出で盛り上がりました（笑）。また歌いたいですね！

西井：みんな役への熱量が高くて、稽古場は真剣な空気の中でも笑いが絶えません。顔合わせの本読みの時点で「これ絶対おもしろくなる」って確信しました。座長のりんたろ。くんは、以前からグループ活動を拝見していて好きな曲もあったので、今回一緒に作品を作れるのが本当に嬉しいです。短い稽古期間でも、濃く充実した時間を過ごせています。